その他ブランド/Miscellaneous Manufacturer
January 22, 2012
Z-CLAW/ガンクラフト
このブログに何度も登場しているのでもうご存知だと思いますが、のんだくれはZ-クローが大好きです。飛び、動き、集魚力の三拍子が高次元でまとめられた、ザラと並ぶペンシルベイトの名品だと断言できます。
しかーし! ゼニス時代のオリジナルZ-クローはヒサンな扱われ方でした。丁度メガエバラキ旋風が吹き荒れてた時ということもあり、雑誌で大々的にプロモーションされなかったゼニスのルアー達は徐々に陳列ハンガーでホコリを被る存在となり、やがてその身はワゴンという名の流刑地へ送られ、遂には市場からも姿を消してしまいました。
ところが意外なところからZ-クローが脚光を浴びます。当時爆発的ブームとなった、S字軌道ルアーのルーツとして紹介されるや否やその人気に火が付いたのです。
それまでは中古屋で100円前後で投げ売りされてたにも関わらず、紹介後はオークションで定価以上の値がつくなど、それまでの不人気ぶりが信じられないほどの大ブレイクです。
当然の事ながら、売れればそれだけZクローを投げるアングラーも増えるワケでして、そこからジワジワとその実力が浸透していきましたが、悲しいかな既に絶版商品となっており、欲しくてもなかなか手に入らないという状況に陥ってしまいました。
そんな状況を見て、勢いに乗っていたガンクラフトが復刻再販に踏み切ったのがこの新生Z-クローなんです。
言うまでもなく、のんだくれは入荷と同時にゲットン。(笑)
そりゃ愛するZちゃんが再びショップに並ぶんですからファンとしては指名せにゃアカンでしょう… ってキャバクラかい!
この手の復刻物を手にすると、ヲタとしてまずチェックするのは新旧の違いですよね。(笑)この千一夜に何度も登場させている事もあって、のんだくれもよく聞かれます。
『 新しいZ‐クローってどーなんですか? 』 と。
この際、記事ついでにはっきり言っておきますが、Zクローは新旧モデルに全く違いはありません!
重箱の隅をつつくように新旧を比較しましたが、カラー以外は全く同じ。
つまり、オリジナルモデルと同じように新生モデルもめっちゃ釣れるんです!(断言)


でもホログラムやフロッグカラーなどの色調が多いオリジナルモデルに対し、新生モデルは反射板など今っぽいドレスを着ているので、好みは分かれるかもしれませんね。
好みで思い出しましたが、新生Z‐クローにはデッドフィッシュというカラーがありますが、実はこのカラー、他のカラーに比べて人気がないんです。
いわゆる不人気カラーってヤツですね。(涙) でももしこれからZ‐クローを買う人がいたら、是非デッドフィッシュカラーを選んで欲しいんです。
なぜなら、そのカラーだけはバスの出方が違うから。
ベイトフィッシュっぽくないカラーが効くのか、バスの反応がすこぶるイイんです。
新旧モデル・全カラーはもちろんのこと、ソルト用、海外モデルまで投げ倒したのんだくれが言うんですから間違いありません! …あーあ、書いちゃった。(汗)
実はデッドフィッシュカラーは、あまりショップでは見かけないので、もし店頭で見つけたら間違いなく 『 買い 』 ですぞ。


前後に大きめのウェイトボールを仕込んであるのもこのルアーの特徴です。
フロントがカウンターウェイトの役割を果たし、キモチ良いぐらいの首振りを披露してくれます。
ほぼ固定されているリアウェイトに対し、フロントは横だけでなく縦方向にも動きを許されているので、ドッグウォーク時に、ゴトゴト重低音サウンドを響かせます。
旧モデルはラトルが内部で止まってしまう(固着ではなく引っ掛かる感じ)タマが時々見られましたが、新生モデルではそのような症状が見られないので、改良されているんでしょうね。


フックは前後とも4番のブラックニッケルを採用。
旧モデルのフックはちょっと華奢なワイヤーだったので、これは嬉しい配慮ですね。
ただフックが変わった分、アクションがほんの少し、ほんのすこーしだけマイルドになっています。 まあめっちゃ気合いを入れて見ない限り分からない違いなのでスルーしてもらって結構ですが。(笑)


ネームは背にブランドロゴ、ハラに名前のダブルネーム仕様となっています。
まぁこれはこれでイイんですが、のんだくれとしてはハラのネームをピンクで入れるぐらいなら、ブランドロゴもピンクにして欲しかったな。
え? なんでかって? そりゃあーた、ダイブさせてサブサーフェスを泳がせる時にインジケーター代わりになるからですよ。 ジャークベイトの頭にピンクや黄色のシール貼って視認性を高めるって小技があるでしょ? アレですよ、アレ。
自己顕示欲も大事だけど、そろそろネームプリントに機能を持たせるという粋な会社が出てきてもイイ頃だと思うんですけどね、のんだくれは。 ←何故に上から目線?!


一般的なペンシルベイトと同じように、遠投&ノンストップドッグウォークでサーチベイトとして使えるのはもちろんなんですが、のんだくれはコイツのウリでもある水押しを強調してスローな首振りで使ってます。
着水&ロングポーズの後、スプラッシュを出さずに一回一回しっかりと水を押しのけるイメージで出来る限りゆっくり首振りすると、シュポッと水中に引き込まれてガツンでグググでグリグリでザバーンでウリャー!なおいしい思いが出来ます。
水押しの強さや重低音ゴトゴトラトル、それにダイビング性能を考えると、コイツはペンシルベイトというよりも、むしろミノーシェイプのウェイクベイト的なイメージで投入した方が能力を引き出せるんじゃないかと。
バスだけでなくシーバスもイケるし、季節外れのストライパー劇場も楽しませてくれる芸達者ですので、今年の夏は是非とも爆撃部隊に加えてみて下さいな。
October 19, 2011
バサラペンシル/グラスアイ
齢を重ねるごとに食べ物の嗜好が変わっていくのと同じように、ルアーの好みも少しずつ変わっていくのは皆さん自身が一番良く分かってますよね?最近、そんな事を再認識させられたルアーがコレ、バサラペンシル。
オールドタックルコレクターとしても名高いグラスアイの佐藤さん渾身の作です。
のんだくれが一番最初にコイツを手にしたのが90年代の後半、会社帰りの渋谷の上州屋でした。ハンドメイドゆえ価格も決して安くはありませんでしたが、見てるうちにムクムクと
そして当時のホームグラウンドだった相模湖で価格相応の期待(笑)を込めてキャストォ!しかーし! のんだくれの期待は見事に裏切られました。
と言うのも、当時ののんだくれは強い浮力を持つペンシルベイトに傾倒しており、ウッドで水絡み重視&ダイビング系のコイツは、どちらかといえば嫌いな部類だったのです。
ダイブしないペンシルの典型ともいえるティファのアユチュピでスプラッシュ上げながらスピーディに探るのが好みだった… といえば分かってもらえるでしょうか。
そんな事もあって、このバサラペンシルは、永きに渡りのんだくれボックスの奥深くに幽閉される事になってしまいました。
それから時は流れて2011年、あるルアーを探してる最中にコイツと目が合い、10数年振りに使ってみたところ、なーんと! めっちゃイイ感じぢゃないですか!想像通りのややケツ下げ姿勢からロッドアクションに機敏に、しかしねっとりと首を振り、ラインテンションを誤るとすぐに潜り屋になってしまう気難しさは、立派なオサーンに成長したのんだくれのハートを一発で射抜いてくれました。
素早い動きでテンポ良く誘う釣りではなく、バスにしっかりとルアーを見せてじっくりと誘う、典型的なジャポネ水面釣法向けのルアーなんです。
この10数年の間に、ペンシルベイトを少しだけ潜らせてたくさんイイ思いをしてきた事も、このルアーがストライクになった一因かもしれません。
のんだくれは昔から酒や女の子の好みもコロコロと変わる風来坊ですから、例えイイ思いをしてなくてもそうなってたかもしれませんが。(笑)
そうなると一気に興味の対象に昇格させてしまうのがのんだくれ、コイツも焼酎のお供に昇進です。『 ヘドンのザラゴッサを日本サイズにリメイク 』 が基本コンセプトだと思われますが、オリジナルメイドだというグラスアイがイイ味を出してますね。
確かバサラシリーズにはスイッシャーやウィードレスタイプもあったはずですが、当時は完全にスルーしちゃってた事を少々後悔。
こういう事があるから、ルアーはとりあえず買っとかなきゃイカンなー… という考えはちょっとキケンでせうか。(笑)


カーブドポイントのイーグルクローやトイレットシートリグがオールドルアーに造詣の深い佐藤さんのこだわりを表してますね。
コイツではまだ一匹も釣ってないのでエラそーな事は言えませんが、こんなのがバスの口からぶら下がってたらタマらんでしょーね。
ネームは “ お約束の位置 ” にステンシルで吹かれています。でもネームマニアからひと言言わせてもらうと、5,000円越えのルアーにしてはネームがちょっと安っぽいですね。
2000年前後にネームの仕上がりが悲惨な状態のオリザラが大量に出回った事がありますが、アレを思い出しちゃいました。(涙)


トップウォーターの釣りひとつをとっても、このルアーがデビューした90年代とではバスフィッシング自体が大きく変わってしまってるので、80ミリのボディは小さく感じてしまうかもしれませんが、こういうルアーじゃないと得られない充実感というのは間違いなくありますからね。 ちょっと意識してコイツを使ってみようかなと。(笑)
October 15, 2011
フリップインザバード/フリップインザバードルアーカンパニー
日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカでは鳥をモチーフにしたルアーやカラーリングが結構存在します。ストライバーやマスキーなど大型のプレデターが多く、それらが普段から鳥を捕食対象としているということも影響してると思いますが、日本ではちょっとピンときませんよね。
しかしそれ故に日本ではお目にかかれない鳥ルアーが多く、のんだくれのようなヘンタイルワー好きにはタマらんワケです。
今日紹介するフリップインザバード/Flip in the Birdはまさにその典型でしょう。
あっちのブログで紹介したら、問い合わせのメールを多数頂いたので、早速メーカーに連絡してサンプルを取り寄せてみました。もうパケ開けるなりクラクラしましたよ。
だって、こんな悪い目つきでメンチ切って来るんですから。(笑)
しかも見てくださいよ、このお姿。 トリですよ、トリ。 それ以外のナニモノでもない(笑)
言うまでもなくのんだくれは即フォーリンラブ。 Love at first sightってヤツです。
それはまるでアメリカ本土から狙撃用高性能ビームライフルで太平洋を越えてハートのど真ん中を打ち抜かれたような感覚とでも言いましょうか。
うーん… さすがアメリカ。 バカさ加減ではいくら我々ジャポネが頑張ったところで到底太刀打ちできませんね。
ところで、このフリップ・イン・ザ・バード・ルアーカンパニーとは何ぞや?
カリフォルニア州サンノゼに拠点を置くこの会社は、対応してくれたダンよると、元々カリフォルニアデルタで鳥パターンの有効性に目を付けていたサム・ケネディに声を掛けられて一緒に興した会社だそうです。
ルアーの名前がそのまま会社名になってるという、アメリカに良くあるパターンの事業展開ですね。 こんな名前にしちゃったら、今後鳥以外のルアー出しにくいぢゃん… なーんて先の事を深く考えないのがキャリフォーニャ流。(笑)
そんなサムとダンが満を持して市場に投入したのがこのフリップインザバードというわけです。


このルアーの最大の特徴は、中空ボディの横に鳥の羽を模したモジャモジャラバーをたくさん生やしている事です。
テールから2本のスカートを延ばした従来のフロッグのイメージからすると異質ともいえる強力なインパクトを放っていますが、実際に使ってみるとその効果にシビれること必至です。
まず水への絡みがハンパじゃありません。
水面にへばりつくように、極端に短い移動距離でねっとりと動かす事が出来ます。
しかし意外にもそのアクションレスポンスは軽く、こんな剛毛仕様なのに首振りもお手のもの。 さらに水面でのデッドスロー引きでは、およそ中空ベイトとは思えないような複雑な引き波を立てて泳ぎます。
この辺はカモのヒナが水面を泳ぐ姿をイメージして設計したんでしょうか。
近年発売された内外の中空フロッグは、カバー周りをテンポ良く攻める事が出来るようにスラントノーズに流麗なボディラインが主流となっていますが、こいつはその流れに逆らったデザインともいえるでしょう。
しかし外見だけじゃありません。 その剛毛はしっかりと植毛されてるので、ちょっとやそっとじゃ脱毛しないだけじゃなく、ラバーの長さを変えてあるおかげで水面でのフレア具合がちょうど良く、まるでフローティングのラバージグを扱っているかのような感覚に陥ります。
これ、もしそこまで考えて設計されてるとしたら、サム・ケネディというオトコ、かなりの手練ですぞ。(汗)
これはフレッドアーボガストのジッターバグでおなじみ、レッドウィングブラックバードというカラー。鮮やかな赤がアクセントになってイイ感じですね。
でもよーく見てみると、単なるレッドのラバーではなくて、ティップがブラックになったラバーを採用しています。 この辺にもサムのこだわりがあるんでしょうね。
この手の米製ベイトには珍しく、フックにはアウトバーブを採用しています。 これは中空ウィードレスベイト特有の乗りにくさに対するサムなりの回答なんでしょうね。しかもフックがボディにスリットにピッタリと収まるデザインになっており、ボディ自体も最近流行りのフニャフニャ系ソフト素材ではなく、ちょっとコシがある硬め素材を採用しているので、ウィードガード効果は抜群!
羽毛を表現した凸凹のボディ表面処理も、一般的なつるつるボディのフロッグを見馴れた目には新鮮に映りますね。
水の浸入に対応したラインアイ周りの処理は最近のトレンドに乗っかってます。ちなみにこのルアー、ノーウェイトなので浸水しても沈まない事を高らかに謳っており、実際このルアーに使われている金属性コンポーネントはフックとリングのみ。
最初は 『 ハラを上にして浮いちゃうんじゃないのー? 』 などと斜に構えて見てましたが、使ってみるとそんな事はなく、肝心なところで誘えなかったというあのストレスとは無縁です。
ノンウェイトでこのバランシングが出来るのはちょっとスゲーなと。
でもね、アメルアならではの間抜けなトコもあるんですよ。(笑)見てくださいよ、この足のペイントを! 小学生が書いた絵かよ!
鳥であることをアピールしたいそのキモチは分からんでもないが、きょうびコレはないんでないかい?(笑)


トップウォーター、しかもカバー周りとなると日本では真夏の釣りをイメージしますが、ダンによるとこのルアーが炸裂するのは、4月から5月にかけてのスプリングシーズンだとのこと。
この時期は卵から孵化したばかりのヒナ達がブッシュや岸のまわりでフラフラ泳いでいる事が多く、彼曰くカリフォルニアデルタではそのヒナだけを狙っているモンスターがおり、それらは他のベイトには見向きもしないとのこと。
うーん… こういう話を聞かされると、日本でも鳥パターンで炸裂ってのも有り得るんかなーなんて思っちゃいますよね。 ←妄想ギアすでに4速目。
















































